保護ねこ施設 ティアハイム小学校様 販促品活用事例2021年4月27日 公開  2024年1月26日 更新

一般社団法人ティアハイム小学校様は、日本初の廃校を利用した保護ねこ施設です。購買部と呼ばれるオンラインショップでは、保護ねこ施設のアイドル猫「ロイ君」たちがプリントされたオリジナルバッグ付きのコーヒーセットなどを販売されており、購買部の販売利益の100%が保護ねこ活動資金になります。ほしい!ノベルティでは、今までに『コットンコンビニ袋』『ジュートスクエアトート(S)』『コットンリネン巾着(S)』をご採用いただきました。

お客様へインタビュー

今までご発注いただいた『コットンコンビニ袋』『ジュートスクエアトート(S) 』『コットンリネン巾着(S) 』について、選んだ理由を教えてください。

ノベルティ商品は自分が一番に手に入れたいかどうかで決めています。
レジ袋の配布がなくなったころ、ノベルティのエコバッグはいろんなところでもらえましたが、マチが広いコンビニ袋タイプがほしい!今くれたら、すごく嬉しいのに……と思っていました。そんな折に求めていた形の『コットンコンビニ袋』を見つけました。
『ジュートスクエアトート(S)』はある有名ショップのジュートバッグが大変人気で完売だというニュースを見たのがきっかけでした。『コットンリネン巾着(S)』は麻の素材感が気に入って選びました。


いつもデザインと商品の雰囲気がマッチしていて、とても素敵な仕上がりだと感じます。
ぜひ、おしゃれなグッズ作りのコツを教えてください。

イラストの雰囲気に合わせた商品選びを心がけています。
ティアハイム小学校のイラストの場合は、手書きの温かい雰囲気がありますので、ナチュラルで素朴な質感の商品が合うと思っています。
素材感が粗めなので印刷がうまく出るか不安でしたが、返って良い風合いを醸し出せました。ただ、粗くなりすぎて潰れてしまっては失敗ですので、少し賭けになるかなと思っていましたが、イディアスさんが近い雰囲気の印刷サンプルを見せてくださったりして、非常に参考になりました。 実際の大きさで印刷して、きちんとサイズ感やバランスを見ることも大事で、今後はテンプレートなどが充実してくれると嬉しいです。


細かい毛並みやひげ先まで再現できました。

ご制作されたグッズを販売して、反響はありましたか?

ありがたいことに、販売しているバッグ等を見て、数々のご縁を頂いています。グッズの可愛さからティアハイム小学校と保護ねこ問題に興味を持ってくださる方、実際に猫の里親になってくださる方、そして当校に協力したい、コラボしたい、とおっしゃってくださる方、様々な良縁に恵まれています。
ティアハイム小学校が始まった当初は、まさか東京のクレープカフェのお店で当校のバッグが販売されるとは思ってもいませんでした(笑)。



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クレープカフェ&ハンドメイド雑貨
ハナコラボ <東京都・花小金井>
https://www.instagram.com/p/CNW4iiNn0ox/

ロイ君がプリントされたバッグを見た店主さんが「保護猫活動になるならぜひ協力したい」と言ってくださり、オリジナルバッグの販売が実現したとのこと。
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コーヒーセット、イディアス社内でもとても好評でした。
地元のコーヒー屋さんや作家さんとのコラボ商品を販売されていますが、どのような想いがありますか?

キノシタショウテンさんのコーヒー、美味しいですよね! ティアハイム小学校は、岡山県の廃校を再活用した保護ねこ施設ということもあり、地元との繋がりは大切にしていきたいと考えています。
地元の猫を助けるために、地元の商品をリターンにして、全国の皆様にご支援頂きたい、というのが基本コンセプトです。
もし岡山以外の場所にティアハイム小学校の分校ができるとしたら、その地域ごとでのコラボを大切にして欲しい、と思っています。


購買部の商品。岡山の備前焼作家 小川壮一さんによる、猫の箸置き

保護ねこ活動をされていて嬉しいこと、また、どのような課題があると感じますか?

最近の話ですが、イディアスさんに作成頂いたバッグに描かれているロイ君という猫が、里親になってくださる方が見つかり、幸せに卒業しました。
ロイ君は逝去されたおじいさん宅から保護した猫で、最初は怖がっていましたが、だんだん慣れていき、見学者にも愛想よく振る舞い、いつもわちゃわちゃ動いていて楽しい、ティアハイム小学校のアイドル猫だったんです。
そんなロイ君が卒業して、少し寂しいなと思っているときに、譲渡先のご家族様が写真を送ってくださったのですが、それがとっても大切にされて、幸せそうに暮らしているロイ君だったんです。
私たちもとても嬉しかったですし、全国のロイ君バッグを持っている方たちも、SNSなどで大いに喜んでくれました。
ティアハイム小学校は、止むを得ない事情で行き場を失くした猫を民間から引取り、楽しく健康的に過ごしてもらい、次のご家族様に譲渡する施設です。そんな当校を象徴するレジェンド猫として、これからもロイ君のグッズを製作・販売していきたいと思っております。

ですがロイ君は本当に幸せなケースで、日本はいま、少子化、高齢化、単身世帯の増加などの社会的な背景から、行き場を無くす犬や猫は増えていくと予想されています。
その一方で、ペットの殺処分0を掲げている行政は多く、一見、動物福祉は充実しつつあるように見えますが、ほとんどが保健所から民間の動物保護施設に丸投げしている状態です。そのため民間施設のキャパシティはどこも限界で、予算的にも厳しく、新しい動物保護の在り方を模索していく必要性が急速に高まっています。


ティアハイム小学校のアイドル猫、ロイ君

保護ねこ活動に参加したいと考えている方も多いはず。
私たちにできる保護ねこ活動とは何でしょうか?

保護された動物の里親になること以外にも、できることはたくさんあるんです。お買い物で動物保護活動に参加できる「寄付付き商品」「ドネーション商品」という仕組みが、徐々にですが広まりつつあります。
実際に保護活動を始めるのはなかなかハードルが高いですが、日常の中で、どうせなら寄付になる商品を買おうかな、という選択肢が普通にある世の中になればいいなと思っています。

少し前までは、動物保護活動やボランティアというと、無償の奉仕が当たり前、という風潮がありました。そして今でも、自分の生活を犠牲にして活動されたり、身銭を切り崩して寄付をされている方々が動物保護を支えている面もあります。
ですが、犬が好き、猫を助けたい、と思う気持ちをカタチにするとき、積極的に関わるか、何もしないか、の二択しか無いと、気持ちがこぼれ落ちてしまう方も多いと思うんです。様々なアプローチが用意されていて、自分に合った保護活動を選べるし、選ばない時があってもいい。そんな寛容さが、生活に根付いた、誰でも好きなスタンスで向き合える保護活動のカタチだと思っています。
私たちティアハイム小学校は、運営費を自力で稼ぐために寄付付き商品を販売して、その収益を保護活動に充てておりますが、多くの方にご参加いただければいいなと思っております。


購買部で販売されているコーヒーセット(人用)

ティアハイム小学校様が目指す未来とは?

廃校を再活用しているティアハイム小学校ですが、再び廃校になることが理想的な未来かなと思っています(笑)。
民間の保護施設は必要ない、と言えるほど動物福祉が充実した未来は、やっぱり夢見ます。
実際、ドイツには公共の動物保護施設が、国内に1,000箇所ほどあります。官民一体で動物福祉に取り組む仕組みが出来ているんですよね。日本でもそれに近いことが実現できないかと考えている方は多くいらっしゃいます。まだ遠い未来の話になりそうですが、いつかそれが実現するときに、ティアハイム小学校もその末席に名前を残しつつ、民間施設としての役割を終わらせられたらいいな、と思っています。
(ただ、今はそれ以前に、ティアハイム小学校を存続させるための知恵を絞っている状態ではあります笑)



■大変貴重なお話をありがとうございました!
廃校を利用することで、シェルターや保護施設で問題となる「預かり場所不足」と「狭い場所での環境悪化」を同時に解消でき、さらに地域活性化にも繋がっていて素晴らしいですね。

広々とした廃校の教室内には手作りのキャットタワーが。保護ねこ達の日々の様子は、SNSでたくさんアップされています! 穏やかな環境の中のびのびと暮らすねこ達の姿にとっても癒されます。


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一般社団法人ティアハイム小学校
https://www.tierheim-okayama-pre.com/

ティアハイム小学校 購買部
https://tierheim-ps.jp/

【Twitter】
https://twitter.com/tierheim_ps
【Instagram】
https://www.instagram.com/tierheim.p.s/
【Facebook】
https://www.facebook.com/tierheim.okayama/

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