プラスチックストロー削減・持続可能な社会の実現に向けて2021年7月12日 公開  2023年9月22日 更新

プラスチックストロー削減・持続可能な社会の実現に向けて

プラスチックストローのポイ捨てや適切な処分がされないことによる「プラスチックごみ問題」は、世界中で重要な課題の一つです。このままプラスチックごみを放置しておくと、地球環境以外に生態系の崩壊を招いてしまいます。
そのような事態が起きないように、世界中で取り組まれているのがSDGs(持続可能な開発目標)です。SDGsは豊かさの追求・地球環境の保護のため、17のゴールとゴールを達成するための169のターゲットで構成されています。
プラスチックストローの削減に世界はどのように向き合っているのでしょうか?SDGsで実施されている取り組みや自然界への影響についてご紹介します。

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、貧困・地球保護・気候変動・感染症などの問題の解決を、2030年までに達成する世界の共通目標のことです。

近年注目されているSDGs(持続可能な開発目標) 

現在、人類は環境問題や貧困・経済成長・感染症など、多くの問題をかかえています。2001年に策定された「MDGs(ミレニアム開発目標)」で達成した目標を土台に、2015年に採択されたのが「SDGs(持続可能な開発目標)」です。
「SDGs」は2016~2030年までの国際目標で、持続可能な世界を実現するために、17のゴールと169のターゲットで構成されています。

プラスチック製品削減・廃止の取り組み

プラスチック製品の削減・廃止は、SDGsの17の目標のうちの14番目の「海の豊かさを守る」にあてはまります。プラスチックごみは世界中で1億5,000万トン以上あるとされ、毎年約800トンが海に流されています。
レジ袋有料化やストローを廃止するなど、プラスチック製品の削減・廃止の取り組みを、世界的な企業が率先して行っています。

参考元:今さら聞けない海洋ごみ問題 | 増え続ける海洋ごみ

プラスチック製品の問題が重要視されたきっかけとは?

プラスチックゴミが海岸に捨てられている画像

さまざまな環境問題がある中、プラスチック製品の問題がなぜ重要視されたのでしょうか?

海水中に漂うプラスチックごみの影響

環境問題でもっとも深刻化しているのは、海に不法投棄された「プラスチックごみ」です。
海洋ごみの8~9割はこの「プラスチックごみ」で、現状のペースのまま増えると2050年までに120億トン以上のプラスチックが、埋立て処分されるか自然界へと投棄されてしまいます。
「プラスチックごみ」は環境問題のみならず、海洋生物にも大きな害を与えます。

・海洋汚染問題への影響
廃棄されたペットボトルやレジ袋・マイクロプラスチックを、海洋生物がエサと間違え、命を落とすケースが多くあります。マイクロプラスチックのような小さいごみを、体内に蓄積した海洋生物が漁獲され食用として市場に出回ると、人体に影響が出ることも考えられるでしょう。普段使っている歯磨き粉や洗顔料にもマイクロプラスチックは含まれており、洗面台から海へと流れてしまいます。
近年では、海鳥や魚類・ウミガメやアザラシなど約700種類もの海洋生物が、プラスチックごみによって傷ついたり、死んでしまったりしています。

・プラスチックごみによる今後の影響や被害
現在、海に流れている海洋プラスチックごみの約82%が、アジア諸国から発生していると言われています。SDGsが達成されず経済発展が続くと、2050年にはプラスチックごみの量が海にいる魚を上回ると、予測されているのです。

参考元:プラスチックを取り巻く国内外の状況 – 環境省
海洋プラスチック問題について |WWFジャパン

世界各国で実施している取り組み

プラスチックごみを出さないよう、世界各国でさまざまな取り組みが行われているのは、ご存じでしょうか。

アメリカの企業が開発した「Lolistraw(ロリストロー)」

ニューヨークに本社を構える「LOLIWARE」は、海藻から作った「Lolistraw」を開発しました。見た目は完全にプラスチックのストローですが、食べることができます。
さらにグルテン・糖・遺伝子組み換え不使用で作られているため、海へ廃棄されても数週間で分解されて無くなります。LOLIWAREは世界中で使用されるプラスチックストローを、全てLolistrawにする目標を立てています。

ウォルト・ディズニー・カンパニーのプラスチック製ストロー廃止

ウォルト・ディズニー・カンパニーは、自社が経営・所有しているテーマパークやリゾート全てで、プラスチック製ストローを廃止しました。グループで使われているストローは年間1億7,500万本以上、マドラーは1,300万本以上を削減できます。
将来的にはホテルやクルーズ船のアメニティーを詰め替え、客室に設置するプラスチックも80%削減する予定です。その他にレジ袋の有料化やポリエステル製のカップも、全て廃止する計画を立てています。

参考元:【アメリカ】ディズニー、全世界で2019年中頃までにプラスチック製ストロー・マドラー廃止 | Sustainable Japan

マクドナルドのプラスチックストロー廃止

マクドナルドでも、プラスチック製ストローの廃止を発表しました。英国とアイルランドでは、すでにプラスチック製ストローから紙ストローに切り替わっています。
ヨーロッパ圏内でテスト運用を行い、2025年までに店舗全体で、紙ストローへの切り替えを目標としています。

参考元:マック、プラ製ストロー廃止へ 日本も検討、25年までに:リサイクル可能な資源採用 – ITmedia ビジネスオンライン

スターバックスのストロー廃止

スターバックスは2020年1月にプラスチック削減のため、紙ストローを全店に導入しました。同年2月には、ストローを使わず飲み口から直接飲める「ストローレススリッド」の蓋と、紙コップを全23品目に導入。
同年2月には、ストローを使わず飲み口から直接飲める「ストローレススリッド」の蓋と、紙コップを全23品目に導入。

参考元:スタバがストロー廃止を強化、全23品がカップ提供に » Lmaga.jp

国内において実施している取り組み

日本の「プラスチック生産量」は世界第3位、「容器包装プラスチックごみの発生量」は世界第2位です。プラスチックごみに関して、世界的な責任を持つ必要がある日本ですが、どのような取り組みを行っているのでしょうか。

参考元:【海ごみレポート6】リサイクルよりも大切なこと | 海と日本PROJECT in ふくしま

コンビニやスーパーでのレジ袋有料化

プラスチック製ゴミ袋のイメージ画像

2020年7月からレジ袋が有料化されたのは、記憶に新しい出来事でしょう。プラスチックごみの削減をするとともに、環境問題への啓蒙・啓発を目的としています。
実際に、レジ袋をもらわない人は、有料化前と比べると約2倍に増えました。エコバッグが浸透することで、レジ袋の使用率は減り続けるでしょう。

プラスチックストロー廃止

プラスチックストローのイメージ画像

日本国内でも、プラスチックストローを廃止する企業が増えています。ガストやジョナサンなどを手掛ける「すかいらーくホールディングス」は、国内・海外の全店舗で、プラスチックストローを廃止する目標を掲げています。
他にも、「イオングループ」では全店舗のフードコートやレストラン内でプラスチックストローを廃止して、紙製の環境配慮型ストローに切り替えを行っています。「イオンモール」は2030年までに持続可能な世界を実現するために、17のゴールを目標にしています。

参考元:プラスチック問題対策について | 社会問題への取り組み | すかいらーくグループ
AEON MALL | ニュース一覧

プラスチックストロー代替品の開発

世界的な環境問題であるプラスチックごみを削減・廃止するために、プラスチックストローの代わりとなる製品が開発されているのは、ご存じでしょうか。

・ステンレス製
・竹製
・ガラス製
・シリコン製
・紙
・草

プラスチックのストローを使わないだけで、プラスチックごみの削減に期待ができます。普段お店で何気なくもらっているストローを断ってみたり、環境にやさしい別の素材へ変えてみてはいかがでしょうか。

ストローレス対応給食用紙パック

学校給食に出てくる紙パック飲料も、ストローレス化の実現を始めています。「日本製紙」はストローレス対応給食用紙パックを開発し、プラスチック削減活動を実施しました。
パックを開けやすくすることで、ストローを使用せずに飲用でき、小学生から環境に対する意識を高める効果も期待されます。

参考元:ストローレス対応学校給食用紙パックの開発・発売|ニュースリリース|日本製紙グループ

プラスチックストロー削減のためにできること

日本は、世界でも有数のプラスチック生産国です。すぐにプラスチックの使用をやめることは難しいですが、身近なことから始めましょう。
プラスチックごみなどの環境問題は、国を挙げて取り組むべき重要事項です。

まずは自分でできることを始めてみよう!

プラスチック削減のために自分でできることはたくさんあります。

・マイストローを持ち歩く
・マイボトルを活用する
・エコバッグを持ち歩く
・レジ袋を断る

プラスチックストローを紙製のストローに変えるなど、さまざまな企業がプラスチック廃止・削減に取り組んでいます。さらにプラスチックストローの削減をしていくのであれば、国民一人ひとりがプラスチックレスを意識する必要があるでしょう。
最近は紙製のストロー以外に、アルミやステンレス製など繰り返し使えるタイプも多く販売されています。おしゃれなデザインもあるので、エコを意識しつつお気に入りのストローを探してみるのもおすすめです。

ほしい!ノベルティの取り組み

ほしい!ノベルティではプラスチックストロー削減の取り組みとして、紙製のストローや、繰り返し使用できるステンレスやアルミ製のストローのノベルティグッズ・販促グッズを取り扱っています。
企業やお店が紙製のストローや、繰り返し使用できるストローの販促グッズを制作し、配布することにより、プラスチックストロー削減の意識付けにつながります。プラスチックストロー削減の意識付けにおすすめのノベルティグッズ・販促グッズを紹介します。

ポータブルステンレスストロー

TS-1533 ポータブルステンレスストロー

TS-1533 ポータブルステンレスストロー
商品価格 230円(税別)/253円(税込)

ポータブルステンレスストローは、伸縮して持ち運びに便利なステンレスのストロー。
ストローのステンレスは錆びにくい特徴の18-8を使用しています。コンパクトに収納できるのでカバンに入れやすく、ケースと洗浄ブラシも付いているので洗って再使用できる便利なエコグッズです。世界的な規模で脱・プラスチック運動が広がっている現在、各企業でのエコ対策も話題になっています。大手企業ではプラスチック製ストローや、使い捨てカトラリーの提供を取りやめている所もあります。マイストローも今後需要が高まる可能性大です。
企業や団体名を名入れしてオリジナルエコノベルティが作成できます。

ポータブルステンレスストロー

M33630 ポータブルステンレスストロー

M33630 ポータブルステンレスストロー
商品価格128円(税別)/141円(税込)

ポータブルステンレスストローは専用ケース入りで持ち運びできるエコアイテム。伸縮可能なのでコンパクトに持ち運びできます。取り外し可能なシリコン製の飲み口で口当たりが優しいストロー。洗浄用ブラシも付いているので、使った後もラクラク洗えます。
プラスチックストロー削減の取り組みが広がっている今、楽しんでおしゃれに持てるマイストロー。エコに意識の高いイベントにおすすめです。ケースに1色印刷が可能なので、イベント名や会社名をPRできます。

アルミ製ストロー

H235948 アルミ製ストロー

H235948 アルミ製ストロー
商品価格266円(税別)/293円(税込)

アルミ製ストローは洗って繰り返し使えるエコなストロー。アルミ製なので冷たい飲み物がさらに冷たく感じ美味しく飲むことができます。
自宅や職場でMyストローとして使えば、いつものちょっとしたカフェタイムも優雅な気分になれちゃいますね。コップへの口紅移りの悩みも解消でき、マドラーとしても使えて重宝すること間違いなし!丈夫なので長く使えてお財布にも環境にも優しいのがうれしいポイント。シャンパンゴールドのカラーで、エコなのに高級感も楽しめます。
レーザー彫刻でオリジナルの名入れをすればさらに特別感もUPします。

紙製ストロー10P

V010454 紙製ストロー10P

V010454 紙製ストロー10P
商品価格35円(税別)/39円(税込)

紙製ストロー10Pは、地球環境に優しいエコな紙製ストロー。カラフルポップな4色展開、1個40円以下の激安ノベルティです。
しっかり固めの素材で、口を付けたときの「ぐにゃ」っと感はほとんどありません。冷たい飲みもので約1時間がご使用目安です。
「2050年には海洋プラスチックごみの量が、海の魚を上回る」と、衝撃予測されたことはご存知ですか?大手飲食チェーンでも紙ストローが導入され、海洋プラスチックごみ問題に取り組む企業が増えています。
紙製ストロー10Pは1色印刷でロゴや会社名の名入れができます。展示会やイベントで配布すれば、SDGsを掲げる企業として信頼を獲得し、イメージアップが期待できます。

プラスチックスマート 紙ストロー15本組

U2694110 プラスチックスマート 紙ストロー15本組

U2694110 プラスチックスマート 紙ストロー15本組
商品価格90円(税別)/99円(税込)

プラスチックスマート 紙ストロー15本組はポップなカラーがキュートな紙製ストロー。紙ストローの耐久性をあげ、柔らかくなりにくい優れた構造で最後まで飲み物を楽しむことができます。
深刻な海洋プラスチックごみ問題に向き合うため、様々な企業でも導入され始めた紙ストロー。環境省が実施している「プラスチック・スマート」キャンペーンに賛同した本商品には証となるロゴマークを化粧箱に印字しています。
自宅など普段使うストローからエコな取り組みを始めてみませんか。展示会やイベントでの来場記念品として配布すれば、好印象を与えること間違いなしのアイテムです。

まとめ

プラスチックごみの削減・廃止は、日本だけではなく、世界中で取り組むべき重要な課題です。プラスチックストローを使わないように意識したり、エコバッグを持ち歩いたりするなど、環境に配慮する方法はたくさんあります。
まずはマイストロー・マイボトル・エコバッグを、意識して持ち歩いてみてはいかがでしょうか?

※価格の変動や販売終了している場合がございます。
※ 商品の購入・印刷をご希望の際は「ほしい!ノベルティ」にて承ります。

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2021年7月12日 公開 2023年9月22日更新

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