【熱中症対策】初期症状を知り、日常生活で正しく予防!2020年7月10日 公開  2021年8月2日 更新

熱中症対策をしたいけど、何がいいのか分からない。熱中症ってどんな症状?正しい予防法が知りたい!そんな疑問や不安を解決するため、この記事では熱中症の原因や初期症状をわかりやすく解説していきます。
さらに今年は夏場もマスクが手放せないため、マスクによる熱中症にも十分に注意が必要。屋内で過ごす時間が増えても、油断は禁物です!

熱中症の応急処置をする|熱中症かも?そんなときは

熱中症かもしれない…熱中症の初期症状が現れたら、正しく熱中症対策・応急処置をして、回復を図りましょう。もしかして、と思ったときに対策をしないと重症化してしまう恐れがあります。応急処置をしても回復しない場合は、無理をせず医療機関へ相談してください。

熱中症の応急処置1…涼しいところへ移動する

屋外であれば、風通しのよい日陰へ移動しましょう。クーラーが効いている涼しい屋内へ移動するとより安心です。

クーラーが効いている涼しい屋内のイメージ画像

熱中症の応急処置2…衣服をゆるめ、体を冷やす

衣服をゆるめたり脱がせたりして、体から放熱しやすい状態にしましょう。さらに、濡らしたタオルや氷のうなどを皮膚に当てて体を冷やしてください。濡れタオルや氷のうがなければ、皮膚に水をかけてうちわなどで仰いでも冷やすことができます。首、腋の下、太ももの付け根には、体表近くに太い静脈があり、そこを冷やすと効果的。冷やされた血液が体温を下げてくれます。

首を冷やすイメージ画像

熱中症の応急処置3…水分・塩分を摂る

高温多湿の中、大量に汗をかくと、体から水分とミネラル、塩分が奪われていきます。スポーツドリンクや経口補水液は、水分と塩分が体内に早く吸収されるよう作られているのでオススメ!水分補給時は、冷たい水を自分で飲みましょう。人に飲ませてもらったりすると、誤って気道に入ってしまう可能性があり危険です。吐き気があったり自力で水分が摂れない場合は、無理に飲ませないようにしましょう。

冷たい水を自分で飲むイメージ画像

熱中症の症状を知る|頭痛、身体のだるさ…これって熱中症?

熱中症の症状を知るイメージ画像

熱中症とは、気温や湿度の高い環境に、私たちの身体が適応できずに生じる様々な症状の総称です。熱中症の症状を、重症度ごとに挙げていきます。症状が軽度だからと放置してしまうと、あっという間に重症化する場合もありますので、前兆が見られたらすぐに対策をしましょう。

※参照元:熱中症ゼロへ
https://www.netsuzero.jp/

<分類:I度>軽度・熱中症の初期症状

・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉のけいれん
・大量に汗が出る、全く汗が出ない

立ちくらみや一瞬意識が遠くなったりするのは、熱中症の初期症状。足がつる(こむら返り)などの熱けいれんは、発汗によって塩分が失われることで発生します。また、拭いても拭いても汗が出たり、逆に体が熱いのに全く汗が出ないなど、汗のかきかたが異常な場合も熱中症を疑いましょう。

<分類:II度>中度・具合の悪い状態

・頭痛
・吐き気、嘔吐
・身体がだるい(倦怠感)、力が入らない

水分や塩分の補給不足、身体の冷却が行われないと、脳や重要臓器の血流低下や温度上昇が起こり、全身の倦怠感(だるさ)や頭痛、吐き気といった症状が現れます。

<分類:III度>重度・危険な状態

・高体温
・けいれん(ひきつけ)
・まっすぐ歩けない、走れない
・呼びかけに反応しない、返答が異常
・意識がない

体温が高く、皮膚を触るととても熱かったり、皮膚が赤く乾燥しているときは、熱中症のサインです。また、体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けない、走れないなどの異常があるときは、重度の熱中症。さらに、声をかけても反応しなかったり、返答がおかしかったりする、自分で上手に水分補給ができないときは大変危険な状態です。すぐに医療機関を受診、場合によっては救急車を呼びましょう。

熱中症の原因を知る|熱中症になりやすい人、環境は?

熱中症になりやすい人のイメージ画像

「環境」と「からだ」の要因が重なったときに熱中症が起こりやすくなります。涼しい日だからと油断せず、体調管理など日頃から注意が必要です。

熱中症の原因1…熱中症になりやすい環境

・気温や湿度が高い
・涼しい日が続いた後急激に暑くなった日
・風が弱い、風通しの悪い場所
・日差しが強い

熱中症の原因2…熱中症になりやすい人

・マスクをしている人
熱中症になりやすい環境の中でマスクを着用するときは注意が必要です。呼吸による熱の発散がしにくくなったり、酸素を取り入れにくくなることで、熱中症の危険性が増してしまいます。屋外で人と2メートル以上の十分な距離が確保できる場合には、ときどきマスクを外して休憩をしましょう。

・寝不足や体調不良の人
熱中症はその日の体調に影響されます。疲労や風邪などで体調不良の時は、体温調節機能が低下しています。また、朝食を食べなかった日や寝不足の日は、体調不良になりやすいため、暑いところでの活動を控えたほうがよいでしょう。

・子ども
小さな子どもは体温調節機能が十分に発達していないため、大人より熱中症になりやすいです。また、自分で水分補給などの熱中症対策ができないため、大人が注意して見ておく必要があります。

・高齢者
高齢者は体温調節機能が低下していることと、温度やのどの渇きなどに対する感覚が弱くなっているため、対策が遅れてしまい熱中症になってしまう場合があります。また、室内や寝ている間も熱中症にかかりやすいため、しっかりとした熱中症対策が必要です。

・屋外で働く人
屋外で長時間作業をする人は、夏場は常に熱中症の危険にさらされます。こまめな水分・塩分補給や体冷やす冷却グッズなどを活用して、熱中症対策を万全にしておきましょう。

・キッチンで火を使う人
室内でもキッチンやお風呂場など、高温多湿の環境にも注意が必要です。キッチンでは火を使うため、思っているより温度が高くなっている可能性があります。

・スポーツをする人
スポーツなどで体を激しく動かすと体(筋肉)が熱を発するため、熱中症の危険が高まります。屋外でのスポーツはもちろん、屋内でスポーツをする際にもしっかりと熱中症対策をしましょう。

・犬や猫、ペットも熱中症になります
夏場、仕事などの外出で閉め切った家の中は、熱や湿気がこもり、留守番をしているペットが熱中症になってしまうケースがあります。お水を十分に用意したり、エアコンを入れたままにしたりして、部屋の環境を整えてあげましょう。また、密閉された車の中にペットを置いていくのは特に危険です。

熱中症の原因3…熱中症に特に注意が必要な時期

初夏や梅雨明け、お盆明け(夏休み明け)など、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは特に注意が必要です。徐々に暑さに体を慣らしていくようにしましょう。

熱中症を予防しよう|日常生活でできる、簡単予防術!

熱中症予防1…水分をこまめに、塩分を適度に摂る

のどが渇いていなくても、こまめに水分を摂ることが大切です。しかし、水分の摂り方にも注意が必要! 汗をかいて塩分(ナトリウム)が失われた状態で水だけを大量に飲んでしまうと、血液のナトリウム濃度が薄まり、水分を摂りたくなくなってしまいます。さらに余分な水分として尿で排泄してしまい、脱水症状になる危険があります。 塩分と糖分を含んだスポーツドリンクや経口補水液は、体内にスムーズに水分が吸収されるとともに、適度な塩分補給ができるのでとても効率的です。

▽水分補給におすすめのボトル、マグボトル

サーモス 真空断熱ケータイマグ ワンタッチ0.35L商品画像

■FUJNL-354 サーモス 真空断熱ケータイマグ ワンタッチ0.35L
片手で開閉できるワンタッチ式で、直飲みしやすい形状なので喉が渇いたときにサッと飲めます。ステンレス製魔法びん構造で保冷温効果もバッチリ!軽量タイプなので持ち歩きやすく、勝手にフタが開かないロックリング付きで安心。500ml以上の大容量タイプもあります。スポーツ飲料を入れてもOKなので、熱中症対策として水分補給にもおすすめ。

熱中症予防2…気温と湿度をチェック

気温と湿度が高い日は熱中症の危険度が高くなります。気温と湿度をチェックすることで、今日は気温や湿度が高いから気を付けよう、と意識することができます。環境省が暑さ指数(湿度、気温、日差しの強さの3要素で暑さを表す指標/WBGT)をホームページで発表しているので、そちらも参考にするとよいでしょう。

『環境省 熱中症予防サイト』暑さ指数の実況と予測
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

▽気温・湿度チェックにおすすめの商品

熱中対策デジタル温湿度計商品画像

■M33242 熱中対策デジタル温湿度計
熱中症警戒度を5段階の色分けでお知らせ。ひと目で危険を察知できるので、小さなお子さまや高齢者がいるご家庭での使用もおすすめです。壁掛けでもスタンドでも使えるので、日常生活で目に入りやすい場所に置いて、毎日チェックする習慣をつけられますね。

熱中症予防3…通気性の良い服を着る

体からの放熱を妨げてしまうと、熱中症になりやすくなってしまうため、風が通りやすいゆったりとした服がおすすめ。吸水性・発散性に優れた綿や麻、吸水性・速乾性のあるポリエステル素材の服が良いでしょう。また、マスクが必需品となった今、冷感マスクなども利用して熱中症のリスクを下げましょう。

▽おすすめの冷感マスク

ひんやり冷感マスク 3枚入り

■RM22225 ひんやり冷感マスク 3枚入り
暑い季節も快適に過ごせる、冷感素材でできたマスクです。手洗いが可能なので、洗って繰り返し使うことができて経済的!伸縮素材でできた立体構造で、フェイスラインにぴったりフィットし、耳も痛くなりにくいです。

熱中症予防4…エアコンをつけて室温を適切に保つ

暑さを我慢せずに、暑いと感じたらエアコンをつけるようにしましょう。エアコンのない部屋や湿度の高い場所、掃除中などは特に注意が必要です。屋外にいるときには炎天下で熱中症になってしまう前に、無理をせずエアコンの効いた屋内で休憩するとよいでしょう。

熱中症予防5…暑さ対策・熱中症対策グッズを利用する

首元を冷却できるクールタオルや、どこでも涼めるハンディ扇風機など、さまざまなシーンで使える暑さ対策・熱中症対策グッズがありますので、自分の生活スタイルに合った冷感グッズを探してみてはいかがでしょうか!

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まとめ

暑すぎる日本の夏。家族や友人、自分がいつ熱中症になってしまうかわかりません。熱中症対策・予防法や症状について、正しく理解をしておきたいですね。日頃からしっかり熱中症予防・対策をして、夏を楽しく健康的に過ごせるようにしましょう。

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2020年7月10日 公開 2021年8月2日更新

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しー

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