記念品とは?制作するための基礎知識とポイント2025年5月14日 公開  2025年5月15日 更新

記念品は、特別な出来事や何かを達成した際に形に残す大切なアイテムです。貰ったことはあるけど制作するとなるとどんなものを選べばいいのか、何に気をつければいいのか悩むことが多いでしょう。

そこでこの記事では、記念品の基礎知識や選び方のポイント、記念品を贈る目的ごとの人気商品ランキングや、おすすめアイテムを多数ご紹介します。

この記事を読めば、記念品選びの不安が解消され、喜ばれる素敵な記念品を制作できるはず。記念品制作の参考にしてくださいね。

記念品とは?

誰もが一度は貰ったことがある記念品。その記念品とはいったいどのようなものなのでしょうか。記念品の基本的な意味とノベルティとの違い、記念品の役割と重要性を詳しく解説していきます。

記念品の持つ意味と役割

記念品は卒業・入学や周年記念、イベント開催時など、節目となるタイミングで贈られる特別なもの。特別な思い出や出来事を形に残し、それを見るだけで当時のことを思い出せる、記憶を長く留められる、という役割を持っています。

また、企業ロゴや学校の校章が入った記念品は、チーム・団体への所属意識を高めるアイテムにもなり、同じ時間を共有したメンバー同士の仲を深める役割も果たせるでしょう。

単なる物品以上の意味を持ち、時間が経っても価値を持ち続ける記念品。渡す相手を想って選ばれた商品やデザインは、受け取る人の心に長く残るものとなるはずです。

記念品とノベルティの違い

記念品とノベルティは、一見似ているようで実は大きな違いがあります。

まず、最も重要な点は配布する目的。記念品は特別な出来事や達成を祝福し、その思い出を形に残すために贈られるものであるのに対し、ノベルティは主に企業の販促活動の一環として配布される商品です。

この目的の違いは、それぞれの品質や価値にも反映されます。記念品は、受け取る人にとって意味深く、長く大切にされることを想定して作られることが多いため、比較的高品質で耐久性のあるアイテムが選ばれ、デザインにも細心の注意が払われるのが一般的。対照的に、ノベルティは大量生産され、比較的安価な予算で作られることが多いのが特徴です。

記念品を選ぶ際は、これらの特性を十分に理解し、贈る相手や場面に適したものを慎重に選ぶようにしましょう。

記念品選びで押さえるべきポイント

記念品を選ぶ際に押さえるべきポイントは下記の4つ。

・目的と対象者を明確にする
・予算設定
・デザインと品質のバランスを取る
・のし・包装

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

目的と対象者を明確にする

記念品を選ぶ際には、まず目的と対象者を明確にすることが重要。目的や相手によってアイテムやデザインの傾向が異なり、渡す相手が喜ぶものや、渡すシーンにぴったり合ったアイテムは、もらった瞬間の嬉しさや特別感を際立たせてくれるはずです。

目的を考える際は、感謝の気持ちを伝えるのか、思い出を形に残すのか、あるいは組織のブランディングを強化するのかなど、具体性を持たせるようにしましょう。対象者を明確にする際も同様に、具体的に考えることが大切。顧客、従業員、取引先など、それぞれの立場や関係性によって、適切な記念品は変わってきます。年齢層や性別、職業なども考慮に入れると、より的確な選択ができるでしょう。

予算設定

記念品を選ぶ前には必ず予算設定が必要です。全体の予算を決定する際は、記念品の種類や数量に加え、名入れの有無を考慮しましょう。たとえば、高級感のある品物を少数作成するか、手頃な価格の品を多数用意するかで予算の配分が大きく変わってきます。

また、名入れをする場合は商品代の他に版代や印刷代などの加工費用が追加で発生する場合がほとんどです。商品やデザインを決めたにも関わらず予算をオーバーしていた、といったことが起きないよう、事前に総額を確認しておく必要があります。

デザインと品質のバランスを取る

記念品のデザインと品質は、受け取る人の印象を左右する重要なポイント。魅力的なデザインは記憶に残りやすく、高品質な製品は長く使用できるため、両者のバランスを取ることが大切です。

デザインはターゲット層に合わせるように考えましょう。若い世代向けならカラフルで遊び心のあるデザイン、ビジネスの関係者向けなら、洗練されたシンプルなデザインで高級感があるものが喜ばれる傾向です。対象者の好みや生活スタイルを考慮し、適切なデザインと品質レベルを選択すると受け取る相手にマッチした記念品になります。

また、品質が良く価値のあるものを贈ることは、相手への敬意や感謝、お祝いの気持ちを伝える効果的な手段となり、記念品選びにおいては重要なポイント。特にフォーマルな場で贈られることの多い記念品の場合、安価なものを贈るのはそぐわない場合があるので注意が必要です。

デザインと品質のバランスを取ることで受け取る人の心に残り、長く大切にされる記念品を作ることができます。予算や目的、対象者を十分に考慮し、最適なバランスを見つけることが成功の鍵となるでしょう。

のし・包装

記念品の贈呈において、のしと包装は見た目の印象を大きく左右するポイントです。適切なのし紙の選択は、贈る側の心遣いを表現し、受け取る側に敬意を示すことができます。

お祝いごとには赤白の水引を用いた熨斗紙を使用し、水引にも「ちょう結び」、「結び切り」と種類があるので、どのような目的の記念品なのかきちんと理解するようにしましょう。

包装紙に関しては記念品の性質や贈答の場面に合わせることが大切です。フォーマルな場面では、シンプルで上品な柄や色合いの包装紙、カジュアルな場面では、明るい色調や遊び心のあるデザインの包装紙などが選択肢となります。

ほしい!ノベルティラボでは、のし・包装のマナーを解説した記事を公開していますので、是非参考にしてください。

初心者必見!記念品 のし紙 マナー・文例集

記念品の主な利用シーン

記念品はさまざまな場面で活用されており、利用シーンは多岐にわたります。それぞれのシーンに合わせて、適切な記念品を選ぶことで、より意義深い贈り物となるでしょう。代表的な3つの利用シーンとそれぞれのシーンで選ばれることの多いアイテムを紹介します。

卒業・卒園記念品

卒業・卒園時の記念品は、学校や園で過ごした日々の節目を祝福し、思い出を形に残す大切な役割を持っています。同じ時間を共に過ごした友人たちとの思い出を残せる商品がおすすめです。

卒園記念品では園児が描いた似顔絵を印刷したマグカップやバッグ、卒業記念品では集合写真をフルカラーで台紙にしたタンブラーや写真を飾れるフォトフレームが人気。勉強する環境もデジタル化が進んでいるため、モバイルバッテリーを卒業記念品に選ぶケースも増えています。

学校カラーのアイテムを選んだり、校章や園名・学校名をデザインに取り入れたりすれば、オリジナリティが出て特別感のある記念品に。学校や幼稚園・保育園で過ごした日々を思い出すきっかけにもなるはずです。

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周年や創立の記念品

周年・創立記念における記念品は、組織の歴史や成果を称え、参加者との絆を深める重要な手段です。企業や学校など、組織全体のお祝いの場にふさわしい品格と実用性を兼ね備えたアイテムがよいでしょう。たとえば、高級筆記具、革製小物、クリスタル製品などが人気です。記念日や式典名、企業ロゴや校章などをデザインに組みこめば、お祝いや感謝の気持ちがこもった記念品になるでしょう。

参加者が後々まで大切にしたくなるような質の高い記念品を選ぶことで、印象をより深く、長く残すことができます。

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開店・内覧会の記念品

開店や内覧会での記念品は、企業や店舗のブランドイメージを印象づけ、新規顧客の獲得や既存顧客との関係を深めることに重要な役割を果たします。

開店・内覧会でおすすめの商品は、普段から使用してもらえる実用性が高いアイテム。たとえば、ボールペンやメモ帳などの文房具、モバイルバッテリー、エコバッグやタンブラーなどが人気です。これらの商品は日常的に使用される機会が多いため、名入れをすることで企業や店舗を身近に感じ、認知度向上に繋がります。

名入れをする場合、企業・店舗名やロゴを控えめに配置したシンプルでさりげないデザインがよいでしょう。たとえば、エコバッグであれば片隅にさりげなくロゴや企業・店舗名をプリントしたり、タンブラーであればロゴやキャラクターのみをプリントしたりするなど、受け取った人が抵抗なく使用できるデザインが効果的です。

記念品を配布する際は、単に手渡すだけでなく商品の特徴や使い方を簡単に説明するなど、コミュニケーションの機会として活用するようにしましょう。より深い印象を与えることができ、開店や内覧会の記憶と共に、企業や店舗のイメージを長く記憶に留めてもらうことが可能となります。

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記念品に人気のアイテムとは?

記念品には、さまざまな魅力的なアイテムが存在します。
どれを選べばいいか悩んでしまう人のために商品カテゴリ別に人気の記念品を紹介していきます。

タンブラー・マグカップ

タンブラーやマグカップは、日常的に使用する機会が多いため、受け取った人の生活に自然と溶け込み、長く愛用されやすい特徴があります。

タンブラーは種類も豊富で保冷・保温機能が高いステンレス製のものを選べば、外出先やオフィスでもゆっくりと飲み物を楽しむことができ、季節を問わず活用できるのも魅力です。一般的なフタ付きのほかに、コンビニカップをそのまま入れられるタイプも人気。日常的に使用できるので、記念日や企業ロゴを名入れすればいつでももらった日のことを思い出せる特別な贈り物になります。

マグカップは、オフィスや自宅など場所を問わず使用でき、朝のコーヒータイムや休憩時間に活躍するアイテム。フルカラー印刷対応のマグカップもあるので、卒園・卒業記念では集合写真を印刷することで、思い出深い記念品を作成することが可能です。

また、ほしい!ノベルティではお子様の描いた似顔絵を印刷できるオリジナルマグカップを掲載。オリジナリティのある記念品を作りたいとお考えの方におすすめのアイテムです。

【卒園記念品】
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エコバッグ

環境意識が高まり、エコバッグを持ち歩いている人が多くなりました。タンブラーやマグカップ同様、受け取った人の生活に溶け込み、長く愛用されやすいアイテムです。

記念品でエコバッグを検討する際には単体で贈るケースも多くありますが、別のメインの記念品を持ち帰る用途としても活躍します。

カラー展開も豊富なので、企業のイメージカラーや学校・学年カラーなどから本体色を選択できるのも魅力。バッグ類は名入れ範囲も広い傾向にあるため、デザインの自由度が高いのもうれしいポイントです。

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ボールペン・筆記具

ボールペンや筆記具は、日常的に使用する機会が多いため、受け取った人の記憶に長く残り、記念日やもらった当時のことを思い出すきっかけになるアイテム。また、単価が低いものから高級ブランドまで幅広い商品があり、渡す相手や目的にあったものを探しやすい点も特徴です。

高級感のあるブランド製のボールペンは、ビジネスシーンでの使用に適しており、企業の周年記念や取引先への感謝の品として選ばれることが多く、カジュアルな雰囲気の多機能ペンは、学生や若い世代向けの記念品として人気があります。ボールペンに加えて、シャープペンシルやタッチペンの機能を備えたものは、さまざまな場面で活用でき年齢・性別を問わず使いやすい商品といえるでしょう。

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写真立て・フォトフレーム

写真立てやフォトフレームは、思い出を視覚的に残せる人気の高い記念品です。特に、卒業や周年記念など、集合写真を飾りたい場面で重宝されます。卒業式や記念式典の日程、学校や企業名などを名入れすれば、受け取った人にとってより印象深い記念品となるでしょう。

写真立ては、デスクやリビングに置いて日常的に目にする機会が多いため、思い出を振り返るきっかけに。フォトフレームは壁掛けタイプも多く、インテリアの一部として長期的に使用できる利点があります。

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時計

時計は記念品として長年人気を集めているアイテム。日常生活で頻繁に使用される実用性があり、時の流れや節目を象徴する意味合いも持っています。「時間を共にした証」「継続や成長を願う」という意味も込められており、人生の節目や特別な記念日などにおすすめのアイテムです。

多機能なデジタル時計からシンプルな置き時計まで種類もさまざま。名入れできるものやフォトフレームになるものもあり、渡す相手の年齢や好みに合わせてタイプや大きさ、デザインを選びやすいのも魅力といえるでしょう。

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まとめ

記念品は、お祝いや感謝の気持ちを込めて贈られる特別なアイテム。商品を選ぶ際には、目的や対象者の明確化、予算設定、デザインと品質のバランスなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。卒園・卒業や周年記念など、渡す目的や相手の年齢・性別に合わせた商品とデザインを選び、格式高い場所で贈る場合にはのし巻きや包装紙掛けなども検討するとよいでしょう。

商品をうまく選べない、どんなものを渡せばいいのかわからない、という場合は、渡すシーンに合わせた人気のアイテムや、記念品の定番アイテムなどを参考にするのもおすすめ。掲載しているランキングやURLなどを参考にして、相手に喜んでもらえる記念品を探してみてくださいね。

※記事作成時の情報です。商品は販売終了している場合がございます。
※商品の購入・印刷をご希望の際は「ほしい!ノベルティ」にて承ります。

2025年5月14日 公開 2025年5月15日更新

この記事を書いた人

あじ

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