キャンバストートバッグのカビや汚れの落とし方・お手入れのポイント2020年11月27日 公開  2024年1月24日 更新

使用頻度の高いトートバッグは汚れてしまうことも多いと思いますが、どのようにお手入れされていますか?このコラムでは、トートバッグの汚れの原因を紹介したうえで、どのように汚れを落とすべきなのかについて解説します。

キャンバストートバッグの汚れ・原因

キャンバストートバッグが汚れてしまう主な原因は、大きく3つあります。
まずは、トートバッグがとても汚れやすいということを理解しておきましょう。

黒カビ

キャンバストートバッグを濡れたまま放置してしまうと、キャンバストートバッグに黒ずみが発生します。この黒ずみの正体は、黒カビです。
直接雨に濡れなくても、汗や湿度などがカビの原因になってしまうこともあります。特に表面がカビで汚れてしまったときは、目立つ汚れになってしまいます。

手垢

長年キャンバストートを使用しているとよく触る持ち手の部分が黒ずんでしまうことがあります。この時の、汚れの原因は手垢です。

黄ばみ

キャンバストートバッグの底の部分が黄ばんでしまうこともあります。この黄ばみの正体は、ほこりです。キャンパストートバッグは、間口が広いにも関わらず、空気の出口がバッグの上部にしかないため、小さなほこりやゴミがバッグの底に蓄積し、黄ばみとなって固まってしまいます。
また、バッグの保管の仕方によっては、バッグの側面や底面に床や棚などの汚れ(ホコリなど)が付いてしまうこともあります。

キャンバストートバッグのお手入れ・保管方法

キャンバストートは、一旦汚れてしまうと汚れを落とすのが少し大変なため、基本的にはできるだけ汚れないように、普段のお手入れを注意することが大切です。
この章では、トートバッグはどのようなお手入れをすべきかについて解説します。

湿度を避ける

キャンバストートバッグをきれいに保管する際に気を付けたいのは、湿度を避けることです。前章で紹介したように、湿度はキャンバストートのカビ発生の原因になってしまいます。
高湿度に高温の条件が重なると、より一層カビの発生リスクが高まります。
特に注意をしたいのは、クローゼット・押入れの環境です。クローゼットを高湿度にしないために、適宜クローゼットを換気するなど対策を取りましょう。

使い終わった後は汚れを落としておく

キャンバストートバッグの汚れをそのままにしておくと、汚れがどんどん蓄積して頑固で取れにくい汚れになります。そのための対策は、こまめな清掃です。毛先のやわらかいブラシを使用すれば、繊維を傷つけずにきれいにすることができます。
例えば、バッグの底に汚れがたまらないようにするために、バッグをひっくり返して汚れを落とすように意識すると良いでしょう。

荷物を入れたまま長期保管しない

荷物を入れたまま長期間保管してしまうと、型崩れの原因になります。長期間保管する前には、特にていねいに優しくブラッシングしてから保管することを意識しましょう。

雨などで濡れたらそのままにしておかない

雨で濡れたときにそのままにしておくとカビのリスクが高まってしまいます。キャンバストートバッグが雨に濡れたら、まずは乾いた布で全体をていねいに拭きます。
拭き残しが生じると部分的にカビが生えてしまうため、拭き残しがないように、固く絞った布で全体をていねいに拭きます。
風通しの良い場所で陰干しをすると、よりカビ発生のリスクを軽減できます。

防水スプレーをかけておく

防水スプレーを吹きかけておくと、湿度からバッグを守ることができます。防水スプレーを使用する際には、ベランダなどの通気性の良い箇所でおこなうことが大切です。

キャンバストートバッグの汚れの落とし方

キャンパストートバッグは汚れを予防するのが理想ですが、それでも汚れてしまうことがあります。この章では、キャンバストートバッグの汚れの落とし方について解説します。

基本的には洗濯しない

キャンバストートバッグが汚れてしまったとしても、基本的には洗濯をすべきではありません。

まず、印刷をしたバッグの場合は印刷が剥がれる可能性があるため、洗濯は推奨していません。
無地でナチュラル色のトートバッグを洗濯する場合は、洗濯機の使用は、以下の2つの理由から避けるべきです。

・洗濯機を使用しても、黒カビなどの汚れは落とせないため
・洗濯機を使用すると、バッグがヨレヨレになってしまうため

トートバッグの汚れを落とすときには、必ず洗濯機ではなくて手洗いをするというのが鉄則であることを、まず理解しておきましょう。

カビの取り方

カビを落とすには、次の手順でおこないます。
①人肌程度のぬるま湯に洗濯用の中性洗剤を溶かします
②タオルなどに希釈した洗剤をつけて叩くように洗います(汚れが頑固なときは、汚れの箇所に直接薄めた洗剤をつけてブラシでかき出します)
③洗剤が残ってしまうと変色の原因になってしまうため、乾いた布でていねいに拭き取ります。

黒ずみの取り方

黒ずみを落とすには、次の手順でおこないます。
①消しゴムで軽くこすって、黒ずみを落とします
②洗濯用洗剤をつけて、歯ブラシなどでていねいにブラッシングします。
③最後に、もみ洗いをします

干すときの注意点

トートバッグを干すときに重要なことは、洗剤や水分が残らないように、乾いた布でふき取ってから干すことです。干す場所の条件として、高温多湿と直射日光はできるだけ避けるのが原則です。高温多湿はカビの繁殖、直射日光はバッグの変色の原因になる可能性があるためです。
ただし、トートバッグにカビが発生しているときには天日干しをすることで殺菌効果が期待できます。天日干しをする際は、変色を避けるために裏返して干すようにしましょう。

キャンバストートバッグの汚れがどうしても落ちない場合

上記の手順でキャンバストートの汚れを落とそうとしても、どうしても汚れが落ちなかったり、臭いが残ってしまったりすることがあります。その場合、クリーニング店にて対応してもらえる場合があります。
チェックするポイントは、トートバッグの素材とクリーニング店の受付基準です。タグなどで素材を確認してからクリーニング店に問い合わせをするか、ホームページにて確認しましょう。

まとめ

トートバッグを長くきれいに利用するためには、適切なお手入れが大切です。誤った方法でお手入れをしてしまうと、汚れが落とせなかったりバッグにダメージを与えてしまったりする可能性があります。

印刷をしたバッグは、印刷が剥がれてしまう可能性があるので、洗濯は控えましょう。このコラムで、適切なお手入れの方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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2020年11月27日 公開 2024年1月24日更新

この記事を書いた人

なべこ

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