トートバッグとは?意外と知らない起源や歴史・定義とは2020年11月27日 公開  2024年1月24日 更新

トートバッグは、身近なアイテムとして広く親しまれています。実際にはトートバッグの起源や歴史・定義などについて知らない方も多いのではないでしょうか?
用途や素材についてトートバッグについて知ることで、トートバッグの活用法について改めて気づけるきっかけにもなります。このコラムでは、トートバッグの概要について紹介します。

トートバックとは?語源・定義

「トートバッグ」をイメージすることはできても「トートバッグってどんなバッグなの?」と聞かれると意外と正確に説明するのは難しいものです。この章では、トートバッグの語源・定義について解説します。

語源

「トートバッグ」の「トート」とは、アメリカの俗語で「運ぶ」「背負う」という意味です。トートバッグは約60年前からあり、昔も今も世代を問わず広く愛されています。

定義

トートバッグはカジュアルからビジネスまで幅広い用途で使用されており、形やサイズ・デザインに明確な定義があるわけではありません。一般的にトートバッグとして認識されているのは、持ち手が二つある袋状のバッグです。
縦長タイプのものと横長タイプのものがあり、カジュアルからビジネスまで幅広い用途に使用されています。中でもよく見るタイプは、持ち手部分の短い手持ちタイプのトートバッグです。

他にもビジネスで用いるショルダーバッグタイプのトートバッグもあります。(語源の「背負う」のイメージに近いのは、ショルダーバッグタイプです)

特徴

トートバッグの特徴は、間口部分がバッグ上部のみにあることです。ファスナーありのタイプとファスナーなしのタイプがありますが、いずれも開口部が広いのが特徴です。また、トートバッグには仕切りがない(もしくは少ない)ため、比較的大きめのものを入れるのに適しています。

トートバックの歴史

今やファッションアイテムとしてもカジュアルな日用品としても広く使用されているトートバッグですが、いったいどのように広まったのかご存じでしょうか? この章では、トートバッグがどのように始まり、どのように人気を拡大していったのかについて解説します。

トートバッグの始まり

トートバッグの歴史は約60年以上も前のアメリカにさかのぼります。L.L.Beanというアウトドアメーカーから、氷を運ぶためのバッグとして開発・発売されました。近年での用途からすると意外に思えますが、冷蔵庫がなかった当時、トートバッグは食品保冷用の氷塊を運ぶために作られたバッグでした。
トートバッグの強靭さはキャンプの愛好家や重労働者にも注目され、重い木材を使用する際にも用いられるようになりました。

ファッションアイテムになったきっかけ

アメリカでファッションアイテムとしてトートバッグが注目されるようになったのは、1960年代のことです。それまで実用性を重視していたトートバッグでしたが、レザーの素材を用いてカラーバリエーションを豊富にすることで、高級感とファッション性を兼ね備えるようになりました。
さらに、沢山のテキストやノートを持ち歩く大学生がスクールバッグとしてトートバッグを用いるようになり、よりカジュアルで日常的なトートバッグとして人気を博すようになりました。

日本での流行のきっかけ

日本でトートバッグが流行したのは比較的最近のことで、1990年代に入ってからです。アメリカの若者の間で流行っていたトートバッグが、そのまま日本でもカジュアルなファッションスタイルとして受け入れられ、定着するようになります。
その後、薄手で頑丈な特性が注目されお買い物用のエコバッグなど幅広い層に使用されるなど、用途を広げながら現在も定番のファッションアイテムとして定着しています。

トートバックの使用用途

トートバッグの魅力の一つとして、「使い勝手の良さ」が挙げられます。この章では、トートバッグの使用用途を4つ紹介します。

買い物バッグ(エコバッグ)として

最もカジュアルな用途の一つは、買い物バッグ(エコバッグ)としての用途です。間口が広く、薄手で頑丈なので、スーパーマーケットやドラッグストアなどでの買い物にとても使い勝手が良いという特徴があります。
中身が入っていない時には、薄く折りたたむことができるので、かさばらない点も魅力です。


ファッションアイテムとして

トートバッグは、比較的カジュアルなファッションアイテムとしても用いられています。
仕切りがなく、厚みのある本やアイテムなどを入れるのに適しているので、流行のきっかけである学生、子どものためのアイテムをすぐに出し入れする必要がある主婦の皆様、きれいめカジュアルのアイテムを好む男性などターゲットは非常に幅広いです。


ビジネスバッグとして

カジュアルな用途が主流になりつつありますが、ビジネストートバッグは今も健在です。レザー製のものは強度も高く、高級感もあるため、実用性と高級感を兼ね備えています。特に40代以降の年代に人気があります。


販促アイテムとして

トートバッグやカジュアルタイプのエコバッグは、販促品としても用いられます。バッグは、デザインのプリントもしやすく、さりげなくロゴや団体名を入れることができます。ちょっとしたお出かけや荷物入れなど日常使いしやすいため、高い販促効果が期待できます。

トートバッグに使われる生地の種類と特徴

トートバッグの定義は幅広く、使用される素材も非常に幅広いです。この章では、トートバッグに使用される生地の種類と特徴について紹介します。

キャンバス(帆布)・コットン

カジュアルなトートバッグに用いられる生地の主流はキャンバス(帆布)・コットンです。
キャンバス生地のトートバッグは、頑丈さと手軽さを兼ね備えていて、収容力にも優れています。コットンは、キャンバス生地のものよりもさらに柔らかく、手軽に用いられる素材です。
<キャンバス生地について詳しい記事を読む>


不織布

不織布バッグとは、フィルターやガーゼなどのように布同士を重ね合わせて作られるバッグです。
不織布バッグも、頑丈性がありカジュアルに使用される素材で、最も価格帯が安いことが特徴です。通気性が良いのにもかかわらず、細かなゴミやほこりをシャットアウトしてくれるので、日用のバッグにもエコバッグにも最適です。
展示会などで販促品として用いられるのは不織布バッグが多いです。


ポリエステル

衣類の素材にも使用されているポリエステル。
ポリエステルは用途によってさまざまな薄さ、形に加工ができるため、バリエーションの豊富さが魅力です。
薄手のカジュアルなタイプから、高級感の感じられるタイプのものまで、価格帯もさまざまです。


デニム

ファッションアイテムとしては、デニム生地のトートバッグも人気があります。デニム生地は、厚みや色味によって印象が異なるので、好みのアイテムを選ぶ楽しみがあります。
洗いざらしのウォッシュタイプや深みのあるインディゴブルーなど、自分好みのカラーを探すことができます。

まとめ

トートバッグは、カジュアルバッグとしての用途の他にも、お買い物用エコバッグやビジネスバッグなどさまざまな用途で用いられています。
強度が強く、使い勝手が良いうえに、ファッション性も高いので、販促品としても喜ばれます。

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この記事を書いた人

なべこ

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