QRコード(二次元コード)印刷の注意点・3つのポイント2020年12月8日 公開  2024年1月23日 更新

スマホのアプリや読み取り機器を使うと、簡単にURLへのアクセスができる便利なQRコード。自社サイトへの案内や、イベント特設WEBページへのアクセスにも利用されていますよね。
実はこのQRコード、付箋・ノート・ミラーやボトルなどのノベルティへの印刷ができるんです。この記事では、印刷したQRコードの読み取りに関するポイントや注意点を詳しくご紹介していきます。

※印刷後のQRコードに関しましては、デザイン・読み取り機器・アプリ・印刷方法などの影響で、全ての読み取りの保証は出来かねます。あらかじめご了承ください。

QRコードを印刷!まずチェックしたい3つのポイント

正確な読み取りが必要になるQRコード。ノベルティ商品に印刷する際、守っていただきたい3つのポイントがあります。読み込みエラーを防ぐためにも、ぜひ一度ご確認ください。

1-1.つるつるした素材の商品を選ぶ

印刷する商品は、表面に凹凸のない樹脂や金属などのつるつるした素材を選んでください。エコバッグやフリースなどの織目・起毛のある布製品、麻や節目の強い木製品は、印刷したQRコードがかすかにゆがんだり変形したりするため、印刷に向いていません。

1-2.濃淡のはっきりとしたQRコードにする

QRコードは色の濃淡で識別されます。確実に読み取りしたい場合は「白地に黒いQRコード」が推奨されています。ノベルティ商品本体に色がついている場合は、必ずQRコードの周りに十分な余白を付けましょう。
「黒地に白いQRコード」「白地に明るい黄色のQRコード」など、反転処理や色差のないQRコードにすると読み込みエラーが発生します。

1-3.QRコードは十分な大きさに

機械やアプリで読み取れるよう、QRコードは十分な大きさにしましょう。15×15㎜以上のサイズが推奨されています。あまり小さすぎると印刷の時にコードがつぶれてしまい、読み取り時に不備が起きてしまいます。
以上のポイントを守ってもらえれば、ノベルティにもQRコードの印刷ができますよ!

これがNG!QRコードの印刷

2-1.【NG】凹凸のある面に印刷する

凹凸のある素材やタンブラーなどのような曲面に印刷すると、QRコード自体がゆがんだりへこんだりして認識されず、読み取りが行われなくなります。必ず、凹凸のないフラットな面にプリントしてください。

2-2.【NG】コードを湾曲、変形させる

QRコードは外側に配置された3つの正方形「切り出しシンボル」や、小さい正方形「パターン」などの白黒のマスで形成されています。
マスの配置を正確に読み取ることで情報取得が可能になるため、QRコードを湾曲させたり、変形させたりしないようにしてください。

※QRコードは一部が欠損しても、コード自身でデータを復元する「誤り訂正機能」を持っています!欠損が軽度であれば正しい読み取りができる、すごい技術なのです。ノベルティ製作では正確な情報読み取りを重視しますので、できる限り状態の良いQRコード印刷を目指します。

2-3.【NG】QRコードを小さく印刷

QRコードは15×15㎜以上のサイズが推奨されています。あまり小さすぎると印刷の時にコードがつぶれてしまい、読み取りエラーが起きてしまいます。全体のデザインに気を付けつつ、十分な大きさを確保してくださいね。

2-4.【NG】QRコード間を近づけすぎる・並べすぎる

いろんなURLに飛ばしたい!とたくさんのQRコードを近くに配置すると、読み取り機がどれを読み取るか迷ってしまい正しく動きません。
左右・上下に配置したい時は、読み取り機器画面に1つのQRコードが配置できるくらい、十分な間隔を取りましょう。

※ほしい!ノベルティでは配置のご相談もお受けいたします。お気軽にご連絡ください。

2-5.【NG】QRコードの色を薄くする

QRコード規格では「白黒」を推奨しています。濃淡と余白に気をつけてコードを作成してください。濃度の違いがはっきりとしたコードの方が、読み取り成功率が上がります。
ちなみに、筆者は過去に白色のコードを黒色の付箋に印刷するテストをして、読み取りに失敗しました。他にも、ナチュラル地に緑の印刷では読み取り成功率70%程度、茶色地に黒の印刷では読み取り成功率20%程度といった事例があります。(※株式会社イディアス内のテスト結果で、公式なデータではございません。)

WEBサイトや販促情報への誘導をご希望でしたら、デザインへのこだわりをぐっとこらえて、読み取り性重視をおすすめします。

2-6.【NG】QRコードの余白をカットする

コードのまわりについた余白も読み取りに重要です。余白をカットするとマスの配置を正確に読み取れなくなりますので、必ず余白を作ってください。

いざノベルティ商品へ印刷!必ず行っていただきたいこと

印刷過程に入った際、印刷後にやってほしいことをお伝えします。

3-1.校正作成

印刷は手作業なので、版の目詰まりや微妙な位置ずれが発生します。そのため、校正作成をして事前に読み取りテストを行うことを強くおすすめします。
ノベルティをお渡しするお客様に正しいURLサイトや情報をお届けするためにも、校正作成はぜひ行ってください。

3-2.複数機種・アプリでの読み取り確認

ノベルティとして大量配布する場合、ユーザーによって読み取りするスマホ機種やアプリは違うもの。最近はカメラから直接飛べる機能が搭載されていますが、QRコードを読み取るアプリは何十種類と存在します。
ほとんどのお客様に読み取りしてもらえることを確認するためにも、なるべく周りの人に声をかけ、複数機種・複数アプリで読み取りテストを行ってください。

※ほしい!ノベルティでは、事前に作成した校正を担当者の手元でも確認・読み取りテストを行います。お客様のテストのお手伝いができるよう、全力でサポートいたします!

3-3.飛び先のURL・表示内容の確認

読み取り成功!だけでは終わりません。読み取った先のURLや表示内容は、希望通りでしょうか?
QRコード生成時に設定したURLと、実際に読み取った先のURLが違うこともしばしば見受けられます。必ず飛び先のURLは確認してくださいね。

まとめ

ノベルティにQRコードを印刷する時のポイントや注意点について、ご理解いただけたでしょうか。情報の発信に便利なQRコードを正しく印刷すれば、販促効果や宣伝効果も高まるはず!
ほしい!ノベルティでは、初めてノベルティを製作する方も安心できるよう、スタッフが最後まで全力でサポートいたします。QRコードの配置のご相談や校正作成のご依頼など、お気軽にお問い合わせください。

※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です

2020年12月8日 公開 2024年1月23日更新

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しー

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