トートバッグの生地 どれを選ぶ?素材別の特徴と選び方を徹底解説2025年8月5日 公開 

トートバッグの生地 どれを選ぶ?素材別の特徴と選び方を徹底解説

「トートバッグ買うときにどんな生地を選べば良いか迷ってしまう……」そんな経験はありませんか?一口にトートバッグといっても、生地によって使い勝手は大きく変わります。

この記事では、トートバッグに最適な生地を素材別に徹底比較。それぞれの生地の特徴はもちろん、メリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。用途やデザインに合わせて、ぴったりの生地を見つけて、理想のトートバッグを選びましょう!

【素材別】トートバッグに使われる代表的な生地を徹底比較

トートバッグによく使われる生地には、キャンバス、ナイロン・ポリエステル、リネン・ジュート、デニムなどがあります。それぞれの生地は、見た目の印象や風合いが異なるだけでなく、機能性にも大きな違いがあるため、用途に合わせて最適な素材を選ぶことが重要です。

代表的な生地についてそれぞれ詳しく紹介していきます

【定番】丈夫でナチュラルな風合いが魅力の「キャンバス(帆布)」

キャンバス(帆布)のメリット・デメリット

トートバッグの生地として広く浸透し、定番ともいえるキャンバス生地。摩擦や衝撃に強く、本や教科書、PCなど重い荷物を入れても型崩れしにくいのが特徴です。古くは船の帆に使われていたことから「帆布(はんぷ)」とも呼ばれています。

ただし、生地そのものが比較的重いため、荷物が多すぎると肩への負担がかかりやすいという難点も。重い荷物を運ぶときは肩に負担がかかりすぎないよう、適宜左右を入れ替えることを意識するとよいでしょう。新品の状態では生地が硬く、ごわつきが気になることもありますが、次第に馴染んで使いやすい柔らかさになっていきます。

温かみのあるナチュラルな風合いもキャンバス生地の特徴。シンプルながらおしゃれでカジュアルな印象を与えられるため、バッグやポーチの生地として採用されています。また、染色しやすい生地でもあり、カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントです。

水を吸いやすいため雨の日の使用には注意が必要ですが、きちんと手入れすれば長期間使い続けられるキャンバス生地。ナチュラルで飾りすぎない日常的な持ち歩き用のバッグとして、長く愛用できるものを探している方にぴったりの生地です。

キャンバス生地のおすすめトートバッグ

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【軽量・高機能】アクティブな毎日に最適な「ナイロン・ポリエステル」

ナイロン・ポリエステルのメリット・デメリット

ナイロンやポリエステルは、石油を原料とした化学繊維で、軽量性と機能性の高さが大きな特徴。荷物が多くなりがちな旅行の際や、サブバッグとして荷物の中に忍ばせておいても負担になりにくい素材です。また、摩擦や水にも強いため、アウトドアグッズやレイングッズ、スポーツアイテムにも多く採用されています。

化学繊維は高温に弱いのでアイロンなどの使用には向きませんが、そもそもシワができにくい素材なのでアイロンを使う機会は少ないでしょう。また、通気性が悪いという難点はあるものの、洗濯しても型崩れしにくいため、保管場所に気をつければ手入れはそこまで負担になりません。

石油由来の素材のため、自然素材と比べると捨てたときの環境負荷は大きくなりますが、毎日タフに使っても傷みにくい素材なので、手入れをしながら長く使い続け、買い替えの頻度が減るよう心がけるとよいでしょう。

軽くて丈夫なバッグや雨の日でも気にせず持ち歩けるバッグ、アウトドア、スポーツ、旅行などアクティブなシーンで使うバッグを探している方に特におすすめの素材です。

ナイロン・ポリエステル生地のおすすめトートバッグ

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【季節感】ナチュラルでおしゃれな「リネン(麻)・ジュート」

リネン(麻)・ジュートのメリット・デメリット

リネンやジュートは麻から作られる繊維で、涼しげでナチュラルな印象から特に春夏シーズンに人気の高い天然素材です。

どちらも通気性に優れており、使い込むほどに柔らかくなっていくのが特徴。また、生分解性のある自然由来の繊維なので、環境に優しいサステナブルな素材といえるでしょう。素朴な風合いはカジュアルな印象を与え、ファッションアイテムやインテリアなどにも多く使われています。

リネンは吸水性に優れており、湿気を素早く吸収・発散するという点が特徴的。また、肌ざわりが良いため、ハンカチやインナー、肌着など直接肌に触れることの多いアイテムに採用されています。シワになりやすいという難点もありますが、手入れの際洗濯のりやシワ取りスプレーを一緒に使うなどの工夫をするとよいでしょう。

対してジュートは水に弱く、麻らしいチクチクとした手触りがあるものの、丈夫で耐久性に優れており天然素材のなかでも強度が比較的高い素材。ざっくりとした素朴な質感で、カジュアルなファッションに合わせやすいのも特徴です。近年人気が高まっているジュートバッグをはじめ、ラグやサンダルなどにもよく使われています。

リネンとジュートはどちらも天然素材ならではの魅力を持ちながら、異なる特性と用途を持つ素材。それぞれの素材が持つ独特の質感や特徴を理解し、求めるデザインや用途に合わせて選びましょう。

ジュート素材とは?環境にやさしいエコ素材
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リネン(麻)・ジュート生地のおすすめトートバッグ

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【経年変化】使い込むほど味が出る「デニム」

デニムのメリット・デメリット

ジーンズの素材としてよく知られているデニムは、綾織りのコットン生地で、カジュアルでファッション性の高い素材です。トートバッグに使うことで、普段のコーディネートにラフなアクセントを加えてくれます。

デニムの最大の特徴は、使い込むほどに風合いが増す「エイジング」。経年変化の味わいを楽しむことができ、デニム素材のウェアやアイテムを使い込むことは「育てる」と表現されることもあります。
洗濯は可能な素材ですが、他の服への色移りや生地の縮みには注意が必要。お湯での洗濯や白い服などと一緒に洗うことは避けるようにしましょう。

重量のある生地で、荷物を入れなくてもずっしりとした重みを感じやすいのは難点ですが、長期間の使用や重さのある荷物にも耐えられるほど丈夫で耐久性に優れているのもデニムの特徴のひとつ。たくさんの荷物を運びたいときにこそ、生地の重みは安心感に繋がるでしょう。

デニム生地のおすすめトートバッグ

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もう迷わない!自分にぴったりのトートバッグ生地を見つける3つのポイント

ここまで、トートバッグに使われる代表的な生地の種類や、それぞれの特徴について詳しくご紹介してきました。丈夫でナチュラルなキャンバス、軽量で機能的なナイロン・ポリエステル、季節感あふれるリネンやジュート、経年変化を楽しめるデニム。魅力的な素材がたくさんあって、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここでは、自分にぴったりの生地を見つけるための具体的なポイントをお伝えします。

・利用シーン
・重視したい機能性
・ファッションやデザインの好み

これらのポイントを考えていくことで、理想にぴったりのトートバッグ生地がきっと見つかるはずです。

普段使い・通勤・アウトドアなど利用シーンから選ぶ

利用シーンから場面に合った生地のバッグを選ぶ

トートバッグの生地を選ぶ際は、どのようなシーンで使いたいのか、具体的な利用シーンをイメージすることが非常に大切です。使う場面に合った生地を選ぶことで、デザインだけでなく、使い心地や機能性も満足できるバッグが見つかります。

たとえば、カフェでの読書や友人とのランチ、近所への買い物など、日常のさまざまなシーンで気軽に持ち歩きたいデイリー使いのトートバッグには、ナチュラルな風合いのキャンバス生地や、カジュアルなデニム生地がぴったりです。どんなファッションにも馴染みやすく、デザインの種類も豊富なので、お気に入りの1点を見つけやすいでしょう。使い込むほどに生地が体や荷物に馴染み、味わいが増していく経年変化も楽しめます。

通勤や通学用として毎日使うバッグなら、機能性に加え、ビジネスシーンに合う上品さも考慮したいポイントです。書類やノートPCなど、少し重さのある荷物を入れることを想定し、丈夫で型崩れしにくい生地を選びましょう。軽量で持ち運びやすく、急な雨にも対応できる撥水性のあるナイロン・ポリエステルなどが適しています。特にPCを持ち運ぶなら、クッション性のある素材や自立しやすい厚手の生地もおすすめです。

レジャーや旅行、お子様と一緒のお出かけでマザーズバッグとして使うなど、アクティブなシーンや荷物が多くなる場面で使う場合も、軽量性と手入れのしやすさが重要になります。汚れがつきにくく、汚れても簡単に拭き取れる、あるいは洗濯機で洗える撥水性のあるナイロンやポリエステルが最適です。機能的なポケットの有無なども合わせて確認すると良いでしょう。

ライフスタイルや主な用途に合わせて、最適な生地を選んでみてくださいね。

耐久性・軽さ・お手入れのしやすさなど重視したい機能性から選ぶ

重視したい機能性から生地を選ぶ

どのような機能をトートバッグに求めるかによっても最適な生地は変わってきます。バッグの丈夫さ、本体の軽さ、そして日々のお手入れのしやすさは、快適な使い心地に直結する大切なポイントです。

まず、耐久性を最優先したい方には、キャンバスやデニムがおすすめ。これらの素材は生地が厚く密に織られているため、非常に丈夫です。教科書やノートPC、書類など日常的に重い荷物をたくさん入れる方や、毎日ハードにバッグを使う方にとって、型崩れしにくく安心感があります。

バッグ自体の軽さを重視するなら、ナイロンやポリエステルが最適。非常に軽量なため、荷物が多くなりがちな方でも肩への負担が少なく済みます。また、コンパクトに折りたためる素材を選択すれば、旅行時のサブバッグとしても活躍するでしょう。

お手入れの手軽さを求める方には水や汚れに強く、汚れても拭き取りやすいナイロン、ポリエステルが候補となります。忙しい方や、バッグのお手入れに時間をかけたくない方にとって、これらの素材は非常に扱いやすいといえるでしょう。

ライフスタイルや重視したい機能性を明確にすることで、最適な生地が選べます。

ファッションやデザインの好みから選ぶ

ファッションやデザインの好みから生地を選ぶ

トートバッグは単に荷物を運ぶ道具としてだけでなく、日々のコーディネートを彩るファッションアイテムとしても重要な役割をしてくれます。自分の服装のテイストに合った生地を選ぶことで、コーディネート全体の印象がおしゃれにまとまりますよ。

たとえば、Tシャツやデニム、スニーカーといったカジュアルなスタイルが多い方には、ナチュラルな風合いのキャンバスやコットン、リネン、そして履き慣れたジーンズのように「味」が出るデニム生地などがぴったりです。これらの天然素材は、肩肘張らないリラックスした雰囲気を演出し、普段使いに自然と馴染みます。

さらに、スポーツウェアやアウトドアファッションなど、アクティブな装いには、軽量でシャープな印象のナイロン素材がぴったり。機能的でありながら、都会的な雰囲気をプラスしてくれます。

生地が持つ素材感や色は、コーディネートに大きく影響するもの。自分のクローゼットにある服との相性を考えながら生地を選ぶことで、さまざまなシーンで活躍する、長く愛用できるお気に入りのトートバッグが見つかるはずです。

まとめ

この記事では、トートバッグに使われる代表的な生地として、丈夫でナチュラルな風合いが魅力のキャンバス(帆布)、軽量で機能性に優れたナイロン・ポリエステル、季節感を楽しめるリネン・ジュート、経年変化が魅力のデニムについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説してきました。

同じ「トートバッグ」でも、選ぶ生地によって見た目の印象はもちろん、バッグの重さ、耐久性、お手入れのしやすさなど、日々の使い勝手は大きく異なります。

まずはどのようなシーンで使いたいのか、バッグに何を求めるのかを明確にし、次に素材が持つ機能性や見た目の印象が自分の好みやスタイルに合うかを考えてみましょう。これらのポイントを基準に検討することで、数ある生地のなかから、あなたの用途やライフスタイルに最適なものを選ぶことができるはずです。

ぜひ、それぞれの生地の魅力とニーズを照らし合わせながら、納得のいく生地選びをしてくださいね。

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2025年8月5日 公開 2025年8月5日更新

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なべこ

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